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レイン、キャンディの手をチェルから
引き剥がし、
レイン「まさか、チェル君と我が愛しの妹の
キャンディが知り合いだったなんてなぁ」
と鬼の形相でチェルを睨む。
チェル、怯える。
キャンディ「あ、復活の為のお金は? チェ
ルさんに払える額ではないでしょう?」
レイン「それは、騎士団が」
キャンディ「良かったわね」
レイン「うん、代わりにチェル君は我が騎士
団で働いて、返してくれるそうだよ」
チェル「えっ!」
キャンディ「まあ立派じゃない!」
レイン「キャンディ、これからは二度とこん
な事が無いよう、私がチェル君を見守って
あげよう。ずっと、ずーーっとな」
とジーッとチェルを見る。
キャンディ「お兄様、お優しいわん!」
とレインに抱き着く。
レイン「ではチェル新兵! 私は城に呼ばれ
てるので、これで。行こう、キャンディ」
キャンディ「はい、お兄様!」
と二人で出口へ向かう。
チェル「キャ、キャンディ……」
振り返るレインとキャンディ、二人共
鬼の形相でチェルを睨む。
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