一話 チェル・チェリーボーイ

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   チェル、ぞっとして口を閉じる。    去っていくレインとキャンディ、笑い    合う。 ○ヤワラカ城・研究室    拘束された3匹の色違いのクレイモ。    右から茶色、青色、赤色。    ナイフを持ったヒラメが並べられたク    レイモの前に立つ。    隣にレインとリリー。    リリー、赤いクレイモを見て、 リリー「げげぇ、赤いクレイモじゃん」 レイン「不吉の象徴ですね」 ヒラメ「意外に迷信深いんだね。色はただの  餌の違いだよ」 リリー「知ってるってのそんな事、でもヤな  物はヤなの」 ヒラメ「なら今日話す事は悪い知らせになる  ね。今日呼んだのは、まさにその事につい  てだから。見てて」 リリー「時間かかんの?」 ヒラメ「すぐだよ。2、3分!」    ヒラメ、手に持ったナイフを茶色のク    レイモに突き刺す、次に青色のクレイ    モに突き刺す。    最後の赤いクレイモ、暴れる。 ヒラメ「こら、暴れるな!」    とナイフを3回突き立てる。     
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