一話 チェル・チェリーボーイ

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レイン「今日も綺麗だぞ」    キャンディ、優しく微笑む。    レイン、立ち去る。    キャンディ、レインが居なくなったの     を見計らい、ドレスを脱ぎ捨て、ラフ     な格好になる。     窓の外にかかった梯子から、庭へ飛び     出す。 ○同・城下町・市場     庶民で賑わう市場。     下流階級の身なりの青年・チェル(1     6)、首にかかったロケットペンダン     トの中のキャンディの絵を見ている。     それがパッと取り上げられる。     チェル、顔を上げると、キャンディと     子分A・Bが立っている。 チェル「(嬉しい)あ、キャンディ!」 キャンディ「(粗雑な感じで)よー、チェル  じゃなぁい、何見てたのよ」 チェル「あ、ちょ、ちょちょっと!」    子分A・B、チェルを押さえつける。     キャンディと子分A・B、ロケットを覗     き込み、キャンディの絵を見て固まる。     キャンディ、顔を赤らめ、     
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