プロローグ

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「あたし夏が一番好きなんだー」 「あぁ」 「だから、これから毎年夏に名前つけんの!」 「ん…」 「名前つけたらさ、ずっと忘れないでしょ?その夏の思い出…」 「あぁ」 「ちょっと!聞いてる?」 「聞いてる聞いてる」 「嘘!」 「で?」 「え?」 「何なの?今年は…」 「へへ…。えーと…今年はねー。ひまわり!」 「はいはい…」 「ちょっと!何?それ」 「まあ、いんじゃない?お前の単細胞ならそれが限界でしょ?」 「ひどっ!もういい!和くんに言ったいろはがバカだった!拓ちゃんに聞いてもらう!」 「はいはい…拓はコロ信者だからね…」 「何それ!ってか、いろはコロじゃないし!」 「いーじゃん。お前犬コロなんだから、イロじゃなくてコロで」 「何それ」 「てか…何でひまわりな訳?」 「え?好きだから…」 「クク…やっぱな…」 「和くんも…好き…でしょ?」 「ん?んーそうね。好き…かな…」
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