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「夢…見たんだね…」
ふと背後から優しい声が聞こえた。
「ううん、昨日のカレー辛かったみたい。喉乾いて目が覚めちゃった」
カーテンを再び閉め、声の主の方へ歩み寄る。
「朝ごはん作ろっか?」
そう言って、彼の胸に顔を埋めた。
彼はクスリと笑って私を抱きしめた。
「目玉焼き、食べたい。いろはの」
「フフ、好きだよね 、目玉焼き」
「うん、黄身がちょうどいい」
「結婚したら、毎朝目玉焼き。って言いそう」
「うん、それもいいね」
そう言って彼は優しく私の頬に口づけた。
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