彼とワタシの日常

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≪膝枕≫ 「ねぇ、膝枕して。」 私の肩に持たれながら文庫を読んでいた彼が甘えた声でおねだりしてくる。 「いいよ、どうぞ。」 夢中になっていた本から目を話さずに答えると、 チュッ? 横からいきなり、私の頬にキスをした。 驚き固まってる膝の上に、 「よいしょ」 と言いながら横たわり、私を見上げる。 「好きだよ」 少年みたいな澄んだ瞳を輝かせ、 クシャリと微笑った。 こんな日が毎日続けばいいのに。
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