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「っ…クシュン」
突然くしゃみが出て、その後私は身震いをした。
…やば…風邪ひいちゃったかな。
そう言えば、少しだけ熱っぽいような…。
私はその日、早めにベッドに入った。
豆電球の薄暗い光の中、恋助さんから届いていた伝言に目を通す。
『報告です。ヒナさんに相談に乗ってもらった、僕の知り合いの話ですが、
ヒナさんならこうすると言っていた事を、1人の女性の1意見として彼に伝えておきました。
どうやら彼は、ついに彼女に気持ちを伝える決心をしたようです。
それは、彼女が自分のことを、少なくとも嫌ってはいない。
周りにいる異性の中でも、少しは特別な存在に思ってくれていることが、分かったからのようです。
ヒナさんは、どうですか?
彼のこと、ヒナさんの周りにいる他の男の中でも、
特別扱いしていますか?
女の子に特別扱いされて、嬉しくない男はいません。
もしも僕だったら、それはすごく嬉しい事だし、
その女の子の事を、例え好きではなかったとしても、意識し始めると思います。
ヒナさんも、少しでもチャンスがあったら、他の男の前で彼を特別扱いしてみて下さい。
仮に、彼が今、ヒナさんに恋愛感情がなかったとしても、
自分が特別扱いされたら間違いなく彼は、ヒナさんを異性として意識すると思います。
頑張って下さい。』
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