第一章出会い

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※※※※ そこには、たくさん僕のような作業をしているのがいる。 ここの神様は、生きている人間に、とことん優しい。 だから、僕たちは忙しい。 休むことなく、暇なんて、本当にないのだから。 ただ、忙しいのは幸せと思っている。 必要とされることは、正直言って嬉しい。 生まれて、生きて、そして死んでいく。 でも、そうして僕は出会った。 たくさんの、優しい人間に。 ただ、見えているものはそうだけれど。 本当は、少し違う。 この世の中には、死というものがどうしても存在する。 僕が、着替えてしまうと、人は気が付かない。 前の家に行ったとしても、気づいてくれないことがほとんどだ。 でも、僕はまた、着替えて出かけていく。
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