第一章出会い

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「その子猫、あなたとずっと一緒にここまで歩いてきましたよ。」 どういうことだろうか。 僕は、一人でここまで来たはずだ。 そんなはずはない。 子猫を見ると、じっと僕を見つめている。 可愛らしい瞳で。 どうしようかと、顔を上げると、そこには誰もいなかった。 さっきまでいた人は、もうどこにも見えない。 僕と子猫だけになっていた。
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