Masato side

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「うぁっ……またっ……な、んか奥が変に、なっちゃ」 「ココ、すっかり俺の形覚えてんじゃねぇか。一週間ぶりだから優しくしてやってたのに必要なかったな」  恭介は自身の陰茎をなぞるように蕾の淵に円を描く。そこはピッタリと隙間なく性器を受け入れていて、本来受け入れる場所ではない器官が恭介によってすっかりと形を変えられていた。  ズルズルと性器を飲み込むたびに内壁が広がりキュウキュウと締めつける。意図せずともそうすれば深い快感を得られるともう身体が覚えてしまっていた。  必死に恭介の首に腕を回して縋りつく。そうしないと立っていられなかった。  グッと奥に突き入れられさらに回した腕の力を強めると、真人の耳元で恭介の笑い声が聞こえた。 「きょ、すけさん……?」 「コレが好きだからだ」 「これ……?」  チョンと首に回した腕をつつかれた。腕──?  熱に浮かされて涙の膜が張った目でどういうことかと聞くと、隙間ないほどに触れ合った恭介の身体から心臓の音が伝わった。 「お前が立っていられなくなって、縋りつく瞬間が好きなんだよ……俺は」 「え……」 「ベッドだとなかなか背中に手回さないだろ、お前」  意識したことはなかったが、そうなのだろうか。     
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