第1章 ミーツ!

11/73
前へ
/203ページ
次へ
「明日は普通に6時半?」 「ん、よろしく」 「はいはい。じゃ、おやすみ」 「おやすみなさーい」 雫が電気を消して、二段ベッドの上に上がる。セレブリティな学園なのに、寮の部屋はわりと狭い。二人部屋で、二段ベッドというのが何ともケチくさい。その代わり、風呂・トイレとキッチンはそれぞれの部屋についている。 布団を被って、目を瞑る。その日は、謎の転入生がやってきて、何故か街に溢れた魑魅魍魎と、俺たち生徒会が戦うという妙な夢のせいで、あんまりぐっすり眠れなかった。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

667人が本棚に入れています
本棚に追加