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「明日は普通に6時半?」
「ん、よろしく」
「はいはい。じゃ、おやすみ」
「おやすみなさーい」
雫が電気を消して、二段ベッドの上に上がる。セレブリティな学園なのに、寮の部屋はわりと狭い。二人部屋で、二段ベッドというのが何ともケチくさい。その代わり、風呂・トイレとキッチンはそれぞれの部屋についている。
布団を被って、目を瞑る。その日は、謎の転入生がやってきて、何故か街に溢れた魑魅魍魎と、俺たち生徒会が戦うという妙な夢のせいで、あんまりぐっすり眠れなかった。
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