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高校生。
ちょっと大人で ちょっと子ども
そんな心身で日々を過ごす。
そして…必ず訪れる 恋をする時。
わたしは 子どもの要素が 他の子よりも
少し多めなのだろう。
好きっと言う感覚が良くわからない。
家族が好きだし。友達が好き。
そもそも 男や女って人を見る方法がわからない。
それなのに…何故かこんなわたしに…
「お願い!どぉにか仲を取り持ってもらえへん?」
「えぇ…無理やろ…」
「仲良く話してるとこ よぉ見るで!」
「そぉ?」
「え?もしかして 付き合ってる!?」
「いいえ!!!!!」
恋愛相談を良くされる。
相談されるだけなら まだ良い。
けど 時々 こうして間に入れられる…
「お願い お願い お願ーーーい!!!!!」
「いや…応援はするやんか」
「ほな 取り持ってくれんねんな★☆★」
「え?」
「頼んだで★☆★」
本当にやめてほしい。
相談してきた子の事が嫌いな訳でも
相手の子の事が好きなわけでもない。
「何でわたしなん?」
「わかってるくせに♪」
「あー…」
だけど わたしには 周りが勝手に作ったジンクスがある。
今まで何度か 仲を取り持って そのすべてが成功している。
たまたま。その言葉以外の何でもない
それを周りは わたしに任せれば恋が叶うとしてしまった…
ただし 男子から女子へ では上手く行かない。
女子から男子へ のみのジンクス。
「自分で頑張ってからにしぃひん?」
「それが出来たら苦労はしない!!!」
「(いや してから言えや!?)」
この たまたま。
たまたまはたまたま だ
だけど…少しだけ わたしのせいと言えばせいで…
いやいやいやいやいや!!!!!
わたしは悪くない!!!
「んー…」
今まで 間に入ってみたものの。
必ず その相手の男の子にわたしが告白をされた。
ここが “たまたま”としたいところ…
そして わたしが必ずこう言ってきた
ー付き合ってどんな風に変わるかわからないから
誰かと付き合ったところ見た事ない人とは付き合えないー
っと…。
最初は断り方がわからなくてそう言ってみた。
そしたら…相談してきた子たちの告白は今のところ
全て上手くいってしまっている…。
こんな事 絶対に誰にも言えない。わたしだけの秘密。
高校生。ちょっと大人でちょっと子ども。
難しい時期をわたしは生きる
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