言い訳

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言い訳

正康が恭輔くんに連絡を入れたのか 夜8時過ぎに我が家にやって来た 正康と久実ちゃんも来て 千加子抜きで話をした 恭輔くんは病院へ行き 娘の華を見て来たとの事 千加子は無視で話せなかったらしい (千加ちゃんの誤解なんです) (会社の子なの?) (違います スナックの子で この前の出張の時… ) (それでご飯食べに行ったんだ) (ご飯って言っても俺一人じゃなかったし…) (ふ~ん!いつお泊まり出来ますか?の意味は?) (……) (ね!どうして携帯番号やアドレス教えるかな?) (すみません…) (正康にも言った事あるけど) (ね 姉ちゃん…俺の事は…) (私 千加ちゃんの気持ち良く分かります) (千加子が出て行った時何故直ぐ連絡しなかったの?) (それは…落ち着いてからと) (削除したの?その子の電話番号…) (ハイ) (千加子の前で?) (…いや 次の日) (千加子から詳しくは聞いてないけど 恭輔くんは千加子とやり直すんだよね?) (そうしたいと思います) (今は華が病気でそれどころじゃないから でも華が病気になったのは あなたたちの責任だから 全く子供が居るって言うのに 知りもしない飲み屋の女に浮かれて) もう私は機関銃のように話した (あなたの仕事は何?飲み屋の女を接待するのが仕事?違うでしょ うちのスタッフにも良く言ってるけど 絶対お客さんには来てねはNGを言ってる お客さんが良いと思えば 自ずとと足は向くの いつお泊まり出来ますか? 先が見えてるじゃない それであなた 何て答えたの?) (……) (夫婦で誤解?を招くような事して 子供が居るのに恥ずかしくないの?) (姉ちゃん 恭輔くんの話も聞かないと…恭輔くん 千加子は嫁として不服?) (……不服はないです) (俺たちさ親が居ないから 姉ちゃんも必死なんだよね 親代わりと言うかさ 千加子には幸せになって貰いたいんだ ただそれだけ) その後恭輔くんは帰り 正康夫婦も帰って行った 少し言い過ぎた事を反省した
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