言い訳

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(話し合いにお姉ちゃんたち必要なら 日曜日にしてね お店休めないから) (分かった!) お店は二人で目が行き届かない お客さんに甘えるしかなかった (いらっしゃいませ) (やっと探した……) (??……) (ほら 大分の居酒屋で…) (あ…ごめんなさい 良く分かりましたね) (もう一人の夕陽?名刺渡されてたから…たまたま仕事で近くに行って 此処も聞きました ) (あ…そうですか お一人ですか?) (今日は一人です 私の実家近くなんですよ 確か昔この店 おばさんがやってたんじゃ? ) (譲り受けたんですよ) (そうなんですね…) その時大家の息子さん たけしさんがやって来た (いらっしゃいませ お久しぶりです あ…調度良かった 電話しょうかと思ってたんですよ) (何か用事でも?) (この店の見取り図?ないのかなって) (設計図…あ…どうだろ 探して見ます どうされるんですか?) (……まだ本決まりではないんですが ) 私はボトル棚の後ろの壁を指差してみた (この後ろどうなってるか 分かりませんよね?) (さぁ…私たち家族が来た時は この店でしたから 手直しは殆どなく) そうだよね 八百屋→スナック→スナック そして楽夢だから (すみません…) (改築するんですか?) (二人辞めたし 良い機会かなと 二人じゃこの店は無理がある かと言って新たに雇いたくないし…いっそ小料理屋しょうかと ) (小料理屋か…そっちが良いかもですね 人件費も掛からないし 分かりました探して見つからなければ 再交付しますので) (お手数かけます) 日曜日 恭輔くんがやって来た 正康は遅れてて来ると言った 二人に沈黙が流れる (千加子 もう許したら?恭輔くんも ほんの遊びで 暇潰し?別に深く遊ぼうとは…ね!恭輔くん) (ハイ義姉さんの言う通りで) (それに華も居るんだし これから先パパは必要だよ?) (……お姉ちゃん ごめん…無理) (どうして?) (恭輔くん 私は貴方の母親じゃないから 恭輔くん言ったよね?家の母さんは父に女が居ても グチグチ言わなかったって 私と恭輔くんの母さんは違う) (それは…つい!) (それに 恭輔くん他にも女性いるよね?) (居ない 千加ちゃんだけだよ) (知ってるよ 家庭持ってる人と お互い既婚同士になったねって…) (……) (あのさ 恭輔くんが女とどうのこうのじゃないんだよ 貴方が私と母親を比べた事!貴方はまた 同じ事を繰り返す 既婚者の女性は会社の人でしょ?)
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