新たな一歩

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浅木さんのおかげで店は繁盛していった スナックと違い常にお客さんに着いてる事なく 注文された品を出して お酒を出して カウンターのみ 話相手になり テーブルは二脚だから 入れ替りも早い サラリーマンが帰りに一杯飲んで行くのに 調度いい お店が11時になった頃 お客さんが見えた ギリギリである (飲むだけだよ ) (大丈夫ですよ 煮物はありますから) お酒のつまみに煮物を食べたお客さんは (此処12時までだよね?一杯付き合わない?) (じゃ11時50分まで待って下さいね もう一杯いかが?) (あ…まぁ じゃもう一杯 しかし旨いな…) (どっちのウマイかしらフフ) (料理だよ!) (何処行くんですか?) (plumだよ) (……plum…) (どうしたの?) (あ…いいえ) 躊躇(ちゅうちょ)したが 尚子さんと行く事にした 浅木くんは 朝が早いって事で遠慮したのである 暖簾をしまい 昔うちに居た 利香ちゃんとゆかりちゃんが居るplumへと向かった
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