初夜

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初夜

怖かった初めての夜 先に布団に入ってなさいと言われ 私はそれに従い待っていた 軋む廊下の音に怯え その夜がきた 身構えする私に 夫となる勝吉はゆっくりと布団に入ってきた 震える私に 勝吉がゆっくりと腰ヒモをほどいていった (大丈夫 怖くなんかない…比佐子) 初めて名前を呼ばれた私だった (勝吉さん…怖い いっ痛い) (じゃ~痛くないようにするさ) それでも痛く我慢した夜だった 事は呆気なく終り その日は下半身に痛みだけを感じ眠りについた 早朝義母から叩き起こされ目が覚めた まだ夜が明けぬ4時だった image=510793815.jpg
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