事実は小説よりも怪談なり。野々花 かすみ

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そして 時が流れて 私は 某予備校を体を壊して辞めては 数年リハビリしては 某スーパーの書店長になっていました その頃 結婚間近に控えている 女性がいて そのNと結婚するために 巣鴨に 2LDKのマンションを借りて 結婚を待っていました が タイ人であった婚約者Nと三度目の渡タイで 向こうの実家で式をあげて とりあえず 私だけ 帰国しては 仕事に精を出していたのだが なぜか N戻って来ない 日本に そして タイ語の先生にお願いして N の実家に電話をしては「結婚 なに言ってる 今 N は オランダに行ってるよ」と言われて 「あの○さんって方が そちらで結婚式をあげて Nの帰りを待っていますよ」と伝えれば 「○ あのデブの日本人ね あんなのと結婚する訳ないよ 家の改装費用出さないケチやろうに言っときな」ととんでもないことを言われて タイ語の先生から「あなた 騙されたみたいね でもタイ嫌いにならないで 新しく いい子紹介しようか」なんて言われる始末 そして 続く時は 続く訳で 書店長をしていた店からは 業務縮小で 書籍部門を辞めるから と クビにされて さらに 父親に 膀胱ガンが見つかっては 手術をしなくてはと なんと 気が狂わんばかりの悪いことが重なっては 糖尿病も悪化 さらに はじめて 声がでなくなると言うアクシデント そして 精神的なものとの診断から 鬱病の発症と 信じられないほどの酷い目に合いましたね これは 以前 悪意が感じらる 悪いマンション と言う作品で 書きましたが。。。。 なんにせよ もはや どうにもならないほど追い詰められていました そして  一ヶ月の入院 そして 心療内科への 鬱病の通院 さらに 手術を終えた父親に会いに行ったり 両親が 巣鴨の家に泊まりに来てくれたこともあり さて そんなある晩 三度目 「野々花 かすみ」がやって来ました しかし その時点で おかしいと気がつきました そうです 実家のある 八王子や 近所であった 立川ならば 偶然に出会う可能性もあるはずだが 今度は 絶対に出会う可能性のない 巣鴨と言う場所  しかも 我が家の玄関にいきなりやって来るって でも その時 私は 心療内科で鬱病の治療中だった訳で しかも まさかのこの 最悪堕ちたタイミングで現れた彼女に
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