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気づけば、いつの間にかあまりの無力さに泣いてしまっている自分がいた。
溢れんばかりの人混みに紛れて、涙目を拭いながらボクは宿に置いていったままの荷物を取りにいくことなく走っていた。
目的もわからず、ある運だけを頼ってボクは街の外まで出た。
復讐の業がどこからか胸の奥から発火し始め、いつかヤツらに復讐してみせると夜空にむかって嘆きながら、強く誓ってみせた。
「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
酒場に居なかったパーティメンバーの1人は除いて。
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