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けど確かに彼が居てもどうにもなりっこなかったな。詩人だし。
少ない荷物を手にボクは次の知人の元へと駆けつけた。
今度こそ上手くいってくれるさ、『ラック』を持ち合わせるボクの手にかかれば、嫌でも運は到来するハズ。
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貴族階級の市街区。
「悪いけど私はとっくに引退したの。物騒な冒険者を続けたままじゃカッコいい男なんて出来ないわ。それに、落ちぶれた男に興味なんてない」
バタン!!
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「もう他にパーティを組んだからさ、ごめんね」
「え、それじゃボクもさ、、、是非パーティに!」
バタン!!
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