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俺
「目があって…心臓を
鷲掴みにされたような妙な感覚が走った…」
伊山が眉尻を下げた
イヤマムラサキ
伊山 斑咲
「ど…どうするんです?貴方の事なので
次の手を考えてると思いますが…」
俺は片方の口角をあげる
俺
「当然だ、とりあえず今日は一旦退こう
で…御前はいつまで俺についてくるつもりだ?」
伊山がニカッと笑う
イヤマムラサキ
伊山 斑咲
「僕の依頼を達成してくれるまでですっ!」
まじか…
俺
「それ…ガチで言ってるのか?」
伊山は大きく頷いた
イヤマムラサキ
伊山 斑咲
「はい!」
俺は小さくため息をつき、スナイパーライフルを
解体しつつ弾丸を抜き手入れをしながら
アタッシュケースに収納した…
俺
「…勝手にしろ…」
俺はアタッシュケースを閉じてロックし
屋上から屋内に入り、廊下を歩く
イヤマムラサキ
伊山 斑咲
「あの、どこ行くんですか?」
俺は振り向かずに
廊下を進みまた、階段をくだる
俺
「ホテルに泊まる…この麗し地区には
高級ホテルがあると聞いた…
どうせ、寝るなら
ふかふかのベッドで寝たい」
伊山が俺の隣に詰め寄ってきたぞ
鬱陶(うっとう)しいな…
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