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あと一度、瞬間移動できることに気づき、カグヤを抱えて、アポロはその場を逃れた。
無我夢中でテレポートした先は、こぢんまりとした閑静な町だった。
カグヤにはシザーマンを殺したことを責められながらも、新たな安息の神としての務めを全うするよう進言される。
2人はひとまず逃亡の旅に出るが、アポロはエネルギー消費が激しい安息の神。
瞬間移動で山奥の薬草を採取し、路銀を稼ぐことにする。
そうして各地を転々とした2人だが、ついに居所を突き止められてしまう。
唖然としたのは、フレア陣営に職場の先輩、東出朝日の姿が加わっていたからだ。
仕事を放りだし、あろうことか月曜に神になったアポロを朝日は皮肉まじりに祝福する。
背筋に冷たいものを感じ、瞬間移動で逃走しようとしたが、そばにいたカグヤがいきなり弾き飛ばされる。
「仲間なのに距離が遠いのね」とほくそ笑む朝日は、リフレクト・ファクトを使っていた。
逃げるに逃げられず、2人は赤烏の猛攻にさられるが、カグヤが切り札のアライアンスで大型魔獣を出現させる。
形勢逆転と思いきや、困ったことに相手は日曜の神。
命を奪うこともできず、その場は痛み分けで終わってしまう。
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