メインストーリー

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 その後も月曜を恨む刺客を送られ、撃退をつづけるアポロたち。  よその世界では平日でも、ムーンチャイルドでは月曜が休日。  平凡ながらも正義感の強いアポロは、葛藤を抱えつつ人々の安息を守っていた。  が、アポロの身には異変が忍び寄っていた。  時折見舞われるめまいや倦怠感。  腕には黒いアザもできている。  不安が芽生えつつあったある日、赤烏と朝日が現れる。  聞けばフレアが病に伏せたという。  意外なことに、2人はアポロに協力を求めていた。  話を聞いて分かったのは、以前からフレアが蝕まれていたということだ。  人間社会の経済的発展は、神の能力を凌駕しつつあった。  フレアの能力では、もはや人々を癒しきることができない。  それでも神の務めを果たそうとする彼女の身体は、反動によって痛々しいまでのアザに覆われているという。  この世界に来てはじめて、両陣営は膝を突き合わせて話し合う。  そもそもどうしてフレアは月曜を狙うのかと訊ねると、彼女は平日という仕組みを葬り去るつもりだという答えが返ってきた。  そうすることで、人々を労働から解放するのがフレアの目指すところ。  そして、そのためにはすべての神々の力を奪い、最後には自分の命を捧げ、未来永劫の癒しのもとこの世に楽園を築くという。  果たしてそんなことが可能なのか。  そして月曜が平日ではないムーンチャイルドはどうなるのか。  詰問しようとすると、赤烏がアポロの腕のアザを指差し、ここからが本番だとつぶやいた。  赤烏によると、ほかの安息の神々にも異変が起きているという。  原因は祝日の神にあるのではないか。  フレアはそう睨んでいた。  7柱の安息の神々には、唯一人影響を及ぼす存在がいる。  それが、すべての曜日と同調できる祝日の神なのだ。
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