鮫肌の悲劇
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一方、男はと云えば、あの時に受けたショックが大きかったらしく、一週間眠り続けていた。そして、毛穴の収縮、つまり鳥肌がいつまで経っても元に戻らず、もともと乾燥肌だった男のそれは、さながら鮫の皮のようだった。 その後男は、勤めていたセールスの仕事を辞め、私立探偵を開業し、あの謎の生物、ピンク色のスポンジの捜索に全力をつくしたと云う。 完
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