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太田はまぎらもない100%.、いや、恨みのこもった120%で西野を殴ったがそんな力で殴られたらあごが吹っ飛んでしまうだろう。
「3割だと、2割の間違いなんじゃねえのか」西野はこぶしを軽く握って不気味に笑っていた。「3割だとてめえの頭は首から下と離れ離れになっちまうぜ。」
「見抜かれてたんじゃしょうがねえ、さっきのは紛れもなく2割だ。いや1.5割だ。実は仲良くなりたくて殴ったんだよ。じゃれあうような感じで。」そう言うと太田は西野が軽く握った拳骨をほどいて強引に握手した。
「じゃあ、拳骨を作る必要なんてないな」西野は納得した様子だった。「殴られたとき痛くもかゆくも感じなっかたのは君の愛情だったんだね。」
「そうさ、これからよろしくね」太田は額に汗をかきつつもほっと溜息をついて西野の手をぎゅっと握った。
「こちらこそよろしく」西野は太田の手をしっかりと握り返した。するとボキボキと音が鳴り太田の顔がひどくゆがんだ。帰宅後病院に行くと太田の指は5本とも骨折していた。
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