(2) 立場逆転!?

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「気になる?」  ……気にならない訳がない。  私の顔を見てクスクス笑うと、真由ちゃんがちょいちょいと指を折った。  私は真由ちゃんに顔を寄せる。 「まぁ予想どおりの展開だった。好きです、お付き合いしてください的な」 「……」  このタイミングだと、見た目が変わったからだと誤解されちゃわないだろうか……。まぁ、よけいなお世話なんだけど。  でも、自分の気持ちを伝える勇気はすごいなぁと純粋に思う。 「ちなみにすーっごい可愛い子だった」 「えっ!?」  辛口の真由ちゃんがここまで言うのだから、相当可愛い人だったんだろう。  うわーやだな、付き合っちゃうのかな、なんて凹みかけた時、真由ちゃんがクックッと喉を鳴らして笑った。 「わかりやすくて面白すぎだよ、まどか」 「ま、真由ちゃん!」 「シッ!」  口元に指を立てる真由ちゃんに、私は慌てて口を噤む。  ダメダメ、図書委員の私がうるさくしてどうするんだ。  私が体勢を戻そうとした時、真由ちゃんはこそっと呟いた。
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