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「もうこれ以上いたずらに言葉を重ねなくても」
「よいでござろう」
「なぜ武士」
そこでまた三度目のぴきーん。
「うるっせぇな意志! あんたの手柄じゃないわよ」
「なにが【よかったよかった】だこのエロ神!」
「……………………」
「……………………」
「と、とりあえず!」
「はっ! はぇいー!?(裏声)」
もじもじもじもじ。
「その、当面は何も困った問題があるわけじゃないし」
「う、うん、まずはゆっくりというか」
「お、お友達からお願いします」
「友だちもなにも、姉妹だけどな」
「うん、言う前から変だなって思ってた」
「だけどきっと言うだろうなって思ってた」
いつか戻れる日は来るのか。
来ないでもいいなーと思いつつ、でも戻すためのあれは、いつかきっとしちゃうんだろーなーとか思ってた。
とりあえず、狭いけど下の段でふたり手をつないで寝た。
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