15.嫉妬と奮闘 その2

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「あ、天音!?」 「……な、なにかな。」 「何してんの!?」 目の前には………。 着ていたワンピースではなく、下着姿の天音がいた。 白い肌に昼間見たような大きい胸。 スラッとした脚。 しかも………。 「は、初めて…買ったんだけど…どう……かな?」 黒と赤の…少しだけ…エロい。 所謂勝負下着というやつだった。 存在は知っていたし、杏がふざけて試着していたこともあるけど………。 なるほど。 確かにこれは"勝負"下着だな。 興奮とバトルするための……ってそんなこと考えてる場合じゃない。 「綺麗だけど、あまり刺激しないで。」 ふいっと目線をそらす。 そうでもしないと自分を抑えてられないから。
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