15.嫉妬と奮闘 その2

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天音が一杯一杯になってるのが分かる。 気持ちをなんとか落ち着かせようとしてるけど…。 緊張だけじゃないのだ。 言葉と彼女の表情で分かってしまう。 天音もまた私に欲情しているのだと。 「だから…私を抱いて…。」 「天音。」 「キスだけじゃ…足りないの。もっと触れて…。千景ちゃん…私を………その……いっぱい愛して…ください。」 限界だった。 言葉を聞き終えるのと同時に彼女を抱き締めながら…ベッドに押し倒す。 なるべく衝撃がないように優しく。 おそらく今も飲んでいるゼミの男性陣に思い切り言いたい。 お前らが高嶺の花だの女神だの言っている彼女は、私の腕の中だとこんなにも"女"になるんだよ。 「よくできました。」 自分を欲しがっている彼女にキスを落とす。 触れるだけのキスじゃない。 舌を絡めた深いキス。
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