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天音が一杯一杯になってるのが分かる。
気持ちをなんとか落ち着かせようとしてるけど…。
緊張だけじゃないのだ。
言葉と彼女の表情で分かってしまう。
天音もまた私に欲情しているのだと。
「だから…私を抱いて…。」
「天音。」
「キスだけじゃ…足りないの。もっと触れて…。千景ちゃん…私を………その……いっぱい愛して…ください。」
限界だった。
言葉を聞き終えるのと同時に彼女を抱き締めながら…ベッドに押し倒す。
なるべく衝撃がないように優しく。
おそらく今も飲んでいるゼミの男性陣に思い切り言いたい。
お前らが高嶺の花だの女神だの言っている彼女は、私の腕の中だとこんなにも"女"になるんだよ。
「よくできました。」
自分を欲しがっている彼女にキスを落とす。
触れるだけのキスじゃない。
舌を絡めた深いキス。
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