15.嫉妬と奮闘 その2

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初めはゆっくり輪を描くように。 下着の上から触っていく。 キスに集中したいけど、あの日以来初めて触るその感触に意識を奪われそうになる。 手のひらでは包みきれないほど大きいそれは、弾力があってそのくせ柔らかい。 あの日と違うのは……。 私の欲だけで触ってるわけではないこと。 今日は合意だ。 天音も望んでいる。 その感触に思わず荒々しくなりそうなのを抑えて、慌てずゆっくり。 ……………意外とこれはこれで大変だったり。 久しぶりの上に、待ち望んでいたその感触に………マジで意識を奪われそうになるのだから。 「千景ちゃん。」 「何?」 「気を使わないでいい…よ?」 そんな私を見透かしているようだ。 カッコ悪いけど、こればかりはしょうがない。 私も度々そういう感情を隠せなかったしね。 「私は、天音を大事にしたいんだ。だから触るのも…大事に触りたい。」 「千景ちゃん…。もうどれだけ惚れさせたら気が済むの?私ばっか好きみたい…。」 「そんなことないよ。」
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