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初めはゆっくり輪を描くように。
下着の上から触っていく。
キスに集中したいけど、あの日以来初めて触るその感触に意識を奪われそうになる。
手のひらでは包みきれないほど大きいそれは、弾力があってそのくせ柔らかい。
あの日と違うのは……。
私の欲だけで触ってるわけではないこと。
今日は合意だ。
天音も望んでいる。
その感触に思わず荒々しくなりそうなのを抑えて、慌てずゆっくり。
……………意外とこれはこれで大変だったり。
久しぶりの上に、待ち望んでいたその感触に………マジで意識を奪われそうになるのだから。
「千景ちゃん。」
「何?」
「気を使わないでいい…よ?」
そんな私を見透かしているようだ。
カッコ悪いけど、こればかりはしょうがない。
私も度々そういう感情を隠せなかったしね。
「私は、天音を大事にしたいんだ。だから触るのも…大事に触りたい。」
「千景ちゃん…。もうどれだけ惚れさせたら気が済むの?私ばっか好きみたい…。」
「そんなことないよ。」
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