15.嫉妬と奮闘 その2

41/42
569人が本棚に入れています
本棚に追加
/415ページ
クチュ……クチュリ……。 少しずつ天音の中に指を進めていく。 その度に水音がする。 「ゃ……。」 初めて…ではないけれど慣れてないからゆっくりと。 奥まで入れたら、今度はゆっくり指を抜いていく。 「あっ…あっ………。」 痛くは………ないみたいだな。 普段清楚なのに、こんな風に乱れるんだ。 あの時は、今以上に余裕なんてなくて、ただ欲をぶつけただけだったからよく分からなかったけど。 本当無意識で、無自覚で。 それでいて天然で。 そんな天音に対して欲を抑えるのは、ちょっとしんどいけれども。 改めて思う。 両思いっていいな、と。 少しずつ指の動きを早くしていく。 その度に天音も反応してくれて。 官能的な声もさらに艶かしさが増して。 そして…………。 「あっ………ん………んんん………っ!!!!」 天音の身体は、跳ねて………脱力した。
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!