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チュンチュンと鳥の鳴き声がする。
それに微かだが眩しい。
髪の毛にもなんだか感触がある。
「んん………。」
目を開けると、光が漏れ出ていた。
何事かと思い見てみると、カーテンの隙間からのようだ。
「おはよう。」
最愛の彼女が目の前にいる。
まだ頭がぼんやりするけど、記憶ははっきりしている。
「起こしちゃったかな?」
「なんか頭フワフワされてたような…。」
「千景ちゃんより早く起きて、髪の毛触ってたの。寝顔は年相応で可愛かったよ。」
「んん…今なんじ…。」
「今はまだ六時前かな。」
二時間しか寝てないのか…。
道理でなかなか頭がはっきりしないわけだ。
だけど。
「あ。」
天音の姿を見たら…目が覚めてきた。
そうだった。
色々"疲れて"そのまま寝てしまったんだ。
「天音はよく起きれたね…。」
「いつもよりは眠たいんだけどね。二度寝したら起きられないと思ったから。」
「同感…。」
「千景ちゃんって夜はあんなにえっちで意地悪なのに、朝は弱いよね。」
「………朝は昔から苦手。」
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