1.退屈な毎日

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学校というのはつくづく退屈だと思う。 隣にいるユウは新学年になるからなのか、そわそわしてる。 けど私はそんなユウに対して不思議にしか思えなかった。 「今年もお前と同じクラスがいいな。」 「は?」 何言ってんだこいつ。 「ほら、去年はクラス同じだったろ?待つ必要もねぇから帰り楽だったし。」 だから頼んでないっての。 去年ユウと同じクラスだった。 「そのおかげでえらい目にあったけど。」 「世話係としては当然だっての。」 そう。えらい目にあったのだ。 去年ユウと同じクラスだったけれど、幼なじみの関係なだけでそれ以上のことは全くもって皆無だ。 それなのに、私のことを頼まれてるからといって、帰りも一緒に帰っていた。 まぁ、私も慣れっこだから気にしてなかったんだけども。 まぁだからといって私に彼氏ができなかったわけじゃない。 ユウはまぁ、モテなかったけども。 私に彼氏ができても、変わらずユウは私の家に入り浸っていたし、帰りも一緒に帰っていた時もあった。 そのことがバレて修羅場になったのは1度や2度じゃない。 それから私は同級生の彼氏を作ることはやめた。 まぁはっきりと拒絶しなかった私も私なんだけど。 「お!やっぱ新入生ってわかるな!」 最寄り駅に着いたところでちらほらと緊張した感じな同じ学校の生徒が目にうつる。 なにもかも新品だからユウの言うとおり新入生なんだろう。
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