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学校につくと、大きくクラス発表が出ている。
ユウはわくわくしながら、私はユウに引きずられるように連れていかれ、
「俺は……3組か!えーと千景は……あれ、3組じゃないみてぇだな。」
「6組だわ。」
ユウら自分が3組だから3組を探すが私の名前はなかったらしい。それから1組から探し始めたので、私は逆の6組の名簿を見たら見つけてしまった。
「マジかよ。階すらちげぇやん。」
「ユウ、それだけじゃない。ユウの担任美代子。」
「え?げえええ!!」
私と同じクラスを望んでいたため、違うクラスだから落ち込んでいたが、さらに……。
美代子というのは現代文の先生でゆっくりしゃべる先生だ。
まぁ簡単に言うと、この先生が担任のクラスのHRが長いのだ。
それに比べて私の担任はいたって普通の先生だったりする。
それにしても……。
私のクラス、知らない名前ばかりだなぁ。
ま、どうでもいいんだけども。
「何騒いでんだよ、悠人。」
「やっぱ2人でいた。千景が目立つからすぐ見つけられたわ。」
「お!大樹、坂野、2人とも聞いてくれよ。」
ケラケラ笑いながら男女は、安藤大樹と坂野杏奈だった。
この2人は去年同じクラスで大樹こと、大ちゃんは中学の頃からの付き合いでユウの親友だったりする。
杏とは去年からだけど、入学式からつるんでいた。
まぁ一緒にいた中では気が合ったと思う。
ユウは先ほど知った出来事を2人に話すと、大ちゃんは慰めていた。
「あははははは。なんだそんなことか!!あんたは相変わらず千景らぶっ子だね!」
…………杏に関しては大爆笑していた。
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