1.退屈な毎日

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学校につくと、大きくクラス発表が出ている。 ユウはわくわくしながら、私はユウに引きずられるように連れていかれ、 「俺は……3組か!えーと千景は……あれ、3組じゃないみてぇだな。」 「6組だわ。」 ユウら自分が3組だから3組を探すが私の名前はなかったらしい。それから1組から探し始めたので、私は逆の6組の名簿を見たら見つけてしまった。 「マジかよ。階すらちげぇやん。」 「ユウ、それだけじゃない。ユウの担任美代子。」 「え?げえええ!!」 私と同じクラスを望んでいたため、違うクラスだから落ち込んでいたが、さらに……。 美代子というのは現代文の先生でゆっくりしゃべる先生だ。 まぁ簡単に言うと、この先生が担任のクラスのHRが長いのだ。 それに比べて私の担任はいたって普通の先生だったりする。 それにしても……。 私のクラス、知らない名前ばかりだなぁ。 ま、どうでもいいんだけども。 「何騒いでんだよ、悠人。」 「やっぱ2人でいた。千景が目立つからすぐ見つけられたわ。」 「お!大樹、坂野、2人とも聞いてくれよ。」 ケラケラ笑いながら男女は、安藤大樹と坂野杏奈だった。 この2人は去年同じクラスで大樹こと、大ちゃんは中学の頃からの付き合いでユウの親友だったりする。 杏とは去年からだけど、入学式からつるんでいた。 まぁ一緒にいた中では気が合ったと思う。 ユウは先ほど知った出来事を2人に話すと、大ちゃんは慰めていた。 「あははははは。なんだそんなことか!!あんたは相変わらず千景らぶっ子だね!」 …………杏に関しては大爆笑していた。
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