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ところが、うますぎてあっという間に呑んじゃって、どんな料理かさっぱり覚えていません。
その名を問う将軍さまに、じつはただの大根漬けなのですよと明かすことは、みなさんよくご存知のことと思います。
空腹は最上のソース、という教訓をおもしろおかしく描いたお話で、こどものわたしはたいへんエキサイトしてこの回を視聴したことを覚えています。
では、もしわたしが「世界でいちばんおいしいもの」を問われたらなんと答えるか。
シチュエーションを抜きにして、まともに回答するならば……
「お米」。
これっきゃありません。
わたしは、お米が、なにより大好きなのでした。
白くってあまくって、もっちりむにむにした幸せな味。
毎日食べてもあきることなく、それでいて心からほっとする、神秘の穀物です。
わたしの夫も大のお米っ子で、毎年新米の季節になるとふたりしてそわそわしてしまうほどなのです。
お米どころは全国にありますが、わたしが北国育ちのせいもあって、ついつい東北産のものをひいきにしてしまいます。
なかでも最近注目しているのは、わがふるさと北海道で育まれた「道産米」です。
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