旅行の朝のバイキング。さあ、狩りの時間がやってきました

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「立って半畳、寝て一畳」というわたしたちの家訓にしたがって、お宿も清潔でさえあればなるべく安いところを探すようにしています。  夕食はできるかぎり宿ではなく、旅行先の居酒屋さんや家庭料理のお店などで地元のものを食べるのですが、「朝食付き」という宿泊プランがあれば喜んでそちらを選択します。  それというのも、わたしたちの大好きなバイキング形式で朝ごはんを食べさせてくれることが多いからです。  最近では「ビュッフェ」なる呼び名が浸透してきましたが、やっぱり「バイキング」というのがなんだかしっくりきます。   本当は自分で料理を取り分ける食事の形式をフランス語でビュッフェといい、食べ放題のバイキングは日本生まれのものだそうです。  発祥はなんと、かの帝国ホテルによるもので、スウェーデンの「スモーガスボード」という料理形式をモデルに昭和30年代に登場しました。  好きなものを自由にとって食べる、というのが気さくで肩肘張らず、まさしく豪快な海賊の宴をイメージさせます。  わたしたち夫婦はすごく食いしんぼうなのですが、悲しいかな胃袋があんまり大きくなくてさほどの量は入りません。
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