溺れていたい…

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でもね、言えなかったことは後悔していない。 だってあれから先輩は私を見つけると、私に声をかけて笑顔まで向けてくれるようになったから。 それに思うんだ。 自分じゃない誰かを好きだと知っていて諦めたいから告白する人っているじゃない? でも本当はその人は彼を好きじゃないんじゃないって。 それに傷付いて、フラれて、何が楽しいの? 想いを伝えられたからって何が嬉しいの? それって、ただ恋をしている自分に酔っているだけじゃない? 私は簡単に諦めたくない。 諦められない。 苦しくても、辛くても、この恋を手放したくない。 私は、恋人の妹。 でもそれでも良い。 今は私だけに向けてくれる笑顔を手に入れられたから。 私は永遠に貴方の恋に溺れていたいの…… End.
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