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それから数日後、先輩は姉に連れられて家にまで来た。
二階の姉の部屋でずっと籠っている。
私の部屋は姉の部屋の隣だけれど、私は母の居るリビングに逃げ込んだ。
母はずっと先輩の話を笑顔でしている。
でも自分の部屋にいるよりマシだ。
だって隣の部屋で姉と先輩は手を繋ぎあっているかも知れない。
指を絡ませて甘い言葉を囁いているかもしれない。
キスしてるかも、しれない……。
苦しい……
辛い……
胸が張り裂けそう……
こんな気持ちを抱いていても、報われないことは分かっている。
あの時、告白しておくべきだったかもしれない。
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