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その後、また3人で飲もうと誘いがあったが、僕は、
「残業になるから2人で飲みに行ってきて!」
と言って、菜摘と拓也から距離を置くようにした。
休みの日にも一緒に映画に行こうと誘われたが、僕は、
「実家に帰るから行けそうにない!」
と嘘の言い訳をして断った。
僕は、めっきり菜摘と拓也に会う機会が少なくなっていった。
会社で昼休みに菜摘と拓也に会うと、僕はいつもと変わらない態度で接するようにしていた。
その後、僕は菜摘と拓也から誘われることもなくなり、3人で会う機会はなくなった。
僕は、菜摘と拓也は、きっと付き合っているのだろうと思っていた。
菜摘と会うことがなくなって、僕は何かわからない寂しさを感じていて、きっと僕は菜摘の事が好きだったのだろうと、あらためて感じていた。
でも、時間が経つにつれて、僕は今の自分の時間を大切にしようと、平凡だけれどそれなりに充実した毎日を過ごしていた。
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