怖い夢

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この日の夜も、僕は夢を見た。 でも、この日の夢は、いつもより鮮明で、うなされて飛び起きた後もしっかり記憶に残っていた。 たぶん、睡眠科学研究所で見た映像を覚えていたということも考えられる。 翌日僕は、いつものように会社に出勤したが、何かわからない不安が時間が経つにつれて大きくなっていった。 会社を定時に出て、僕は拓也に電話した。 「今、どこにいるの?」 「新宿にある三角ビルの展望レストランにいるよ!  菜摘も一緒だからおいでよ!」 僕は、2人でいると聞いて一瞬躊躇しながらも、 「2人の邪魔じゃないかな?」 と聞いてみた。 すると拓也が、 「亮太、遠慮しなくていいよ!」 と快い返事をしてくれて、僕はさっそく展望レストランに行くことにした。 展望レストランに入ると、個室の部屋に案内されて、そこには菜摘と拓也がすでに飲み始めていた。 僕は、拓也の隣に座って、まずはビールを注文して乾杯した。
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