この思いよあの子に届け!

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 そうして二人は一つになるのだ。この命尽きるまで半永久的に。 「それこそ真実の愛……実に素晴らしい……」  彼女と私が一つになるところを想像して、私の顔が熱くなっていく。するとまたしても超常的な何かが私の思いと彼女をリンクさせたのだろう。彼女の瞳も熱っぽく潤んで呼吸も少し乱れているではないか。 「やっぱり私たちって一緒になる運命なんだ。二人で一人、ううん、それで完全になるんだ。今の状態が異常なんだ」  私は彼女を絶対に手に入れて見せると決意を新たにし、彼女に宣言するようにしっかりと彼女を見つめた。  彼女はそれにも気付いたようで真剣な顔つきになっている。  きっと私の思いに何かしらの超常的な力が働いて彼女のもとへ届いたのだろう。私たちはやはり運命的なもので繋がっているに違いない。  私がそう核心的な考えに至った時である。突然部屋の扉が開かれて、ママが顔を覗かせた。 「エイラ、もうすぐご飯よ。今日は春巻き……またあなたボーッとして! 勉強はいいの? 来年は高校受験があるのよ!」  ママが嫌味を言い放ち部屋を出ていく。  うるせーババアだ。  言いたいことだけ言って出ていきやがって。私だって色々な悩みを抱えているのに大人はそれがわかっていない。     
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