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安原は、棚から本を取り出して開く。
そこに映るのは、ベランダから飛び降りた男性。脳みそがグジャグジャになり、整った顔は認識できないほど崩れていた。
「大事なことは、外見ではなく内面だということに気がつくのがだいぶ遅かったようですね。
本間様、またのご来店お待ちしております。」
棚に本をしまう。
「サトシパパ、終わったよ!」
「ありがとうございます。さ、休憩にしましょうか。今日はフルーツタルトですよ。」
「やったあ!」
玄関を掃除していたマユミちゃんが、笑っていた。
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