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「メニューです。」
さっきのカッコいい男性が、私にメニューを渡した。
名前を見ると、「安原」と書いてある。
「ありがとう・・安原さん」
「恐れ入ります。」
「オムライスをお願いしたいんですが、あの・・」
「出来ますよ。チキンライスをチャーハンに。福本様は、チキンライスが苦手なんですよね?」
「はい。」
私、さっきから同じ表情しか出来てない。
せっかく、安原さんが気を使ってくれたのに。
「ミキっち、チキンライス苦手なんだね。俺もなんだ。何かさ、不味いし。」
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