467人が本棚に入れています
本棚に追加
/2280ページ
「ケイスケっち、どしたの?」
「篠原(しのはら)がさ。
・・・結婚したいとか言い出しやがってさ。」
「篠原様、と言えば。この前の作家殺人事件で大手柄を上げた彼ですよね?」
刑事であるケイスケの、部下さんですね。
「え、じゃあ女の方に嫁ぐみたいになってデカ辞めんの?」
タクが聞きます。
「いや、続けるよ。」
「なぜ、そんなに悲しげなのですか?篠原様は刑事をお辞めになるわけではない。これからもケイスケの部下ではありませんか。」
私が聞くと、ため息を彼はついて黙った。
最初のコメントを投稿しよう!