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「ユー先輩も、死に顔は笑っていました。」
「そっか。」
・・・・。
「あ、こんな暗い話やめましょうね!
僕、お笑い芸人なのに人を暗い気持ちにするとかあり得ないですよね!」
すると、オヤジさんは笑いながら言った。
「俳優として賞取ってレッドカーペット歩いた人間がさ、「僕、お笑い芸人なのに」なんて言えるなんてすごいよな。ユーキの想い、受け継ぐためだろ。
あいつ、天国で喜んでんだろうな。」
「・・・そうですね。」
「なあ、ヨースケ君」
オヤジさんは真剣な表情で、僕を見る。
「はい」
「この世のどこかに、何でも願いが叶う喫茶店があるって言われたらよ。
信じるか?」
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