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「サトシ君、いいよっ。俺から言うからさあ。」
「町田様。何か、お忘れでは?」
「・・・・。」
「その蝶ネクタイの本当の持ち主は、りーくんだよ。ヨースケっち。
りーくんの親戚から、遺品として貰ったヨースケっちは、忘れないために常に着けてたんだよ。
まだ、思い出せないの?」
タクさんが、僕を見る。
そうだ。
あの日、確か林道さんは公園で亡くなったってユー先輩が言ってた。
僕が喪主をしてたんだった。
じゃあ、ここにいるこの人は。
オヤジさんの話が真実なら。
「死神、なんですね・・」
「隠すつもりはさぁ、なかったんだ。
俺が死神だってっ・・」
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