5 画家になりたい

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しばらくして、私の学校の近くの停留所で降りた。 そこに立つ、赤い髪の青年。 私と同い年ぐらいに見える。 「ねえ、君。ちょっと道教えてくんない?」 「え?はあ。」 「リベラルアーツ専門学校に行きたいんだけど」 あ。 私の通ってる学校だ。 「あ、私もそこに行くんです。よかったら一緒に行きませんか?」 「え、いいの?やりぃ!俺っちツイてるなあ♪」 喜ぶその男性と歩く。 「君、名前は?俺っち、水上拓哉(みずかみ・たくや)。皆からタクって呼ばれてるんだ。」
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