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「俺っち、こっちのチョコレートケーキの方が好きだなあ。」
「私のチョコレートケーキは、ちゃんといい砂糖もいいチョコレートも使っていますよ。」
だから、私のスイーツがコウイチの作ったものに負けるわけがありません。
しかし、これは私のより美味しいのは認めざるを得ない。
何故でしょうか。
「・・・・。サトシっち、わかってないね。」
タクは、あくびをした。
「何がです?」
「痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと痩せないと」
電気がついてない部屋で。
喫茶店から戻った私は呟いた。
窓からの光に照らされ、腕が細いモデルの水着姿が見える。雑誌だ。
食い入るように見る。比べる。
私の腕は、少し太い。
首も、少し弾力がある肉が掴める。
足も、太い。
でも、この雑誌の子は。
細い。
羨ましい。
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