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「・・・・・。」
「コウイッチ・・。」
不安になり、彼女の家にタクさんと行ってみたら。
「あ、中田さん!どウ?私、痩せたワよ?
キレ、イでしョ?」
お腹や足、顔。
体全体の肉を削り落とした、彼女がいました。
血だまりの上に横になり口から血を流しながら、私に笑いかけます。
苦しそうに、息をしています。
「タクさん、彼女はー。」
「手遅れ。・・もう助からない。こんだけ血出てたら。りーくんでも無理だね。」
「じゃあ、せめて楽にさせますー。
私がスイーツ作ってしまったせいですし。」
ポン、と私の肩にタクさんが手を置きます。
「・・・俺っちがやるよ。
ヨウコっちやカナデっちに会えなくなるの、嫌でしょ?」
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