5 画家になりたい

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[とりあえず紅茶でも] 看板には、そう書いてる。 「喫茶店?かな。」 カラン、コロン。 「いらっしゃいませ。」 扉を開くと、黒いスーツに身を包んで頭を下げる男性。 えっ! 私は、男性をまじまじと見た。 「・・・いかがなさいましたか、北村芽生様。」 間違い、ない。 この人は。 「お父さん!」 私は、男性に抱きつく。いつの間にか目には涙が零れていた。
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