6 安原の長い1日

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「そうですね、今日は目玉焼きとウインナーと」 私は台所に立ちました。 立ちました。 立ったつもりでした。 景色が歪みました。 気がついたら、ベッドに戻っていました。 「あ、サトシっち。目が覚めた?」 「サトシパパ、大丈夫?」 タクとマユミちゃんが、私を心配そうにみています。 どうしたのでしょうか。 身体中の力が入りません。 手や足が燃えるように熱いのです。
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